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フィールド・エッセイ
ASAFASでは、メールマガジン『アジア・アフリカ地域研究情報マガジン』を毎月発行しています(購読登録はこちらから)。フィールドでの経験をつづった「フィールド便り」と、フィールドの様子を1枚の写真とともに描いた「メルマガ写真館」により構成されたメルマガです。以下ではこの「フィールド便り」と「メルマガ写真館」を中心に、TZFS関係者が記したエッセイを紹介します。ぜひご一読ください。
- 牛を迎える(宮木 和) April 2014第130号
「俺の牛だよ。オジが牛をくれたんだ。」 ムンガタは牧畜民タトゥルの、20歳過ぎの男。彼は、新しい家を別の村につくっていて、オジにもらった50頭の牛と妻子
- 砂場で稲作(和田美野) January 2014 第127号
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ザンジバルは「アフリカの楽園」と形容されることもあるタンザニアの島嶼地域です。オマーンのスルタンの支配の下インド洋貿
- 内臓占い(山森小夜) July 2013 第121号
長かった調査を終え、タンザニアのキリマンジャロ州にある農村での最後の日の事。調査を手伝ってもらった労をねぎらい、村のホストファミリーとご近所の人で宴を開き、
- 新月からはじめる祝宴の3日間(角田さら麻) January 2013 第115号
2012年8月17日の夕刻、インド洋に浮かぶとある島では人びとが稲田の一角に集まり、空を見上げながらとあることを今か今かと心待ちにしていました。茜色に染まっ
- 巨大な来客(泉直 亮) October 2011 第100号
「テンボだ! テンボ!! 逃げるぞ!!!」 牧夫の少年が、わたしのテントに来て叫びました。 タンザニアでの調査で、放牧キャンプに滞在していたとき、夜中の
- ローカルバスに乗って(一條洋子) July 2011 第97号
タンザニア国内にも様々あるローカル交通手段。数百キロ離れた都市間を移動するときには長距離バスを使っている。長いときには休憩を含めて7時間ほどかけて移動する。出発
- おばあちゃんのカゴ編み(近藤 史) January 2007 第43号
タンザニア南部に住むベナの女性たちは、ミルルと呼ばれるカヤツリグサ科の植物の茎を使って2種類のカゴを編みます。よく見られるのは編み目の詰まったカゴで、ベナの女性
- 貧困削減戦略の現場から(黒崎龍吾)
私の研究の関心は、農村開発の現場において地域住民、援助ドナー、現地行政官、NGOなどのさまざまなアクターがやりとりを繰り広げるなか、どのように地域住民の内発的な
- タンザニアの農村生活を垣間見て(近藤 史)
私は2000年2月からタンザニアの農村へ一年間のフィールドワークに出かけた。アフリカへ行くのは初めてだった。出発前に村の様子を自分なりに想像していたが、現実は予
- アフリカの農村地域組織(池野旬)
1.はじめに アフリカの農村では、貧しいながらもお互いに助けあいながら、細々と農業を営んでいる。このような牧歌的な農村像をお持ちではなかろうか。 し
- タンザニア北部の北パレ山麓(池野旬)
乾季灌漑作地域遠望 (Tanzania連合共和国Kilimanjaro州Mwanga県) 写真の中央部に、緑色の立木が交わって三角形となっている箇所がある。こ
- ブクワの部屋探し(小川さやか)
「ここはどこだか覚えている?」 暑い日差しをうけながら、朦朧とした頭でかんがえる。同じ形、同じ色の土壁、トタ