アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻 アフリカ地域研究資料センター
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砂場で稲作(和田美野) January 2014 第127号

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ザンジバルは「アフリカの楽園」と形容されることもあるタンザニアの島嶼地域です。オマーンのスルタンの支配の下インド洋貿易の重要な拠点として栄えたという、タンザニア本土とは異なる歴史を持ちます。美しい海と、世界遺産に登録されたストーンタウンを中心とした観光業が盛んな地域です。ストーンタウンにはアラブ・インド様式建築の影響を受けた石造建築物が並び、アフリカの中でも特徴的な町並みがみられます。

観光業は重要な産業ですが、多くの島民は農業に従事しており、主食作物であるイネの栽培が島内各地でみられます。稲作方式としては日本のような灌漑水田、雨水を利用し水を溜めて行う天水田、そして、雨水を利用するが水を溜めずに行う陸稲畑があります。

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ザンジバルの陸稲畑作は、砂質の土壌、イメージで言えば公園の砂場の土のようなところで、大きめの畝のようなマウンドを形成して行われます。栽培されるコメは、島内で盛んに栽培されているココヤシからとれるココナッツミルクを加え、甘く炊いて食べます。
※『アジア・アフリカ地域研究情報マガジン』January 2014 第127号より転載。

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