アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻 アフリカ地域研究資料センター
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JICA草の根技術協力事業(草の根協力支援型)プロジェクト活動の開始

大山教授は2021年9 月にJICA草の根技術協力事業(草の根協力支援型)「ニジェール共和国 ニアメ首都圏における有機性ゴミによる緑化活動」を開始し、ニジェール政府環境・砂漠化対策省をカウンターパートとして事業を進めています。JICAニジェール支所とニジェール環境・砂漠化対策省、そして京都大学アフリカ地域研究資料センターとのあいだで事業協定が結ばれました。

このプロジェクトは都市と農村の物質循環を構築し、農村における砂漠化問題と都市における衛生状態の改善、飢餓や貧困の撲滅、民族紛争の予防やテロの抑止をめざしています。砂漠化対策として都市の家庭ゴミを使って荒廃地を修復し、家畜の放牧地を造成しています。農耕民も牧畜民もともに家畜を飼育しており、地域住民に放牧地を提供することにより、家畜を肥育することができ、現金収入を得て、不足する食糧を購入することができます。また、このプロジェクトによって、家畜による作物の食害に起因する農耕民と牧畜民の民族紛争を予防することができます。

そして、ゴミがたまった都市内部を清掃することにより、毎年、雨季に蔓延するコレラや腸チフスなどの拡大を予防することも可能です。首都ニアメ市が進める都市近代化計画Niamey Nyalaプログラムに協力し、首都圏の清掃・清潔な環境の実現でニアメ市に協力しています。

2021年に、ニジェールにおいて新たにローカルNGO 「OLDACV- SHARA [Organisation Non Gouvernementale pour la Lutte Contre la Désertification et l’Amélioration du Cadre de Vie]を設立し、そのメンバーとともに都市の衛生環境の改善と、家庭ゴミを使った緑化により砂漠化の対策を進めています。

本プロジェクトは首都ニアメにおける豪雨や洪水の多発といった気象災害への対応、そして、荒廃地の緑化を通じた郊外の農村の生活環境の改善、民族紛争の予防やテロの抑止を目的にしています。そして、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの吸収による地球規模での気候変動への対応、人類社会が抱えるゴミ処理問題の解決も視野に入れ、ローカルな問題とグローバルな問題を解決すべく、地道な研究活動を続けていきます。


写真1 事業協定の署名式―プロジェクト名称「ニジェール共和国 ニアメ首都圏における有機性ゴミによる緑化活動」


写真2 小畑永彦ニジェール支所長と環境・砂漠化対策省大臣Madame Garama Saratou Rabiou Inoussa

【参照リンク】
JICA(独立行政機構 国際協力機構) 国別事業一覧【ニジェール】
FirstNiger(ニジェール・ニュースサイト フランス語)
JICAニジェール支所 facebook
環境・砂漠化対策省大臣 Madame Garama Saratou Rabiou InoussaのFacebook(フランス語)

activity record

ニジェールに関連する社会貢献の活動を中心に記載しています。