2015年6月20日、第25回日本熱帯生態学会(於 京都大学 稲盛財団記念館)において、「Countering popular beliefs: Urban waste and livestock-induced land rehabilitation in Sahel region of West Africa(逆転の発想:サヘル地域における都市ゴミと家畜を利用した環境修復)」と題して口頭発表をおこないました。
砂漠化の原因と考えられる都市ゴミと家畜を利用して、果たして荒廃地の環境修復が可能なのかと疑問をもつのが普通です。しかし、それが十分に可能であり、多大な資金やエネルギーを利用せずとも、都市ゴミによる効果的な環境修復が可能であること、都市ゴミからできた草地にウシやヤギ、ヒツジを放すことによって、糞が落ち、土壌に養分を供給します。その糞から樹木が発芽すること、そして樹木の生長により二酸化炭素の吸着と炭素の固定が可能であることを報告しました。
![]() |
2012年2月(乾季のなかば、ゴミをまいた直後) |
![]() |
2012年9月(雨季の終わりちかく) |
![]() |
2013年9月(雨季の終わりちかく) |
![]() |
2014年11月(乾季のはじめ) |
![]() |
2015年7月(雨季のはじめ) |
![]() |
2015年9月(雨季の終わり) |